アークエル株式会社
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サービス事例

有限会社玉喜 様

ご提供サービス

CarbOne

ご支援領域

  • 環境開示支援

事業内容

有限会社玉喜は、佐賀県佐賀市にある海苔加工メーカーです。

有明海で採れた海苔を原料に、焼海苔・味付海苔・おにぎり用海苔・業務用海苔などを製造し、全国のスーパー、食品メーカー、飲食店向けに販売しています。

また、佐賀海苔の価値をより多くの方に伝えるため、自社ブランド「佐賀海苔 一流浜」の展開や、海外への輸出、工場直売所での販売にも力を入れています。

取り組みの背景

有明海の海苔は、ここ数年不作が続いており、色味や旨味、品質面にも気候変動の影響を感じる場面が増えてきました。雨量の変化や水温上昇、豪雨による土砂流入など、自然環境の変化は海苔づくりに大きく関わっています。

海苔を扱うメーカーとして、この環境の変化を他人事ではなく自社の課題として受け止め、少しでも持続可能な経営に取り組む必要があると考えたことが、脱炭素経営に取り組むきっかけです。

また、今後は取引先からGHG排出量や環境への取り組みについて確認される機会も増えると考え、早い段階から自社の排出量を把握し、改善に取り組んでいきたいと考えました。

支援前に抱えていた課題

脱炭素に向けて、太陽光発電や電気自動車の導入、省エネ設備への更新など、具体的な取り組みの候補は何となく考えていました。

しかし、そもそも自社のGHG排出量がどの程度あるのか、どこから多く排出しているのか、将来的にどのような状態を目指すべきなのかが整理できていませんでした。

そのため、何から優先して取り組むべきか判断できず、実行計画や削減目標、進捗確認の方法を立てることが難しい状態でした。

社内にも専門的な知識を持つ人材がいなかったため、現状把握から目標設定、具体的な行動計画づくりまで、どのように進めればよいか分からないことが課題でした。

弊社を選んだ理由

佐賀県の「令和6年度GXモデル企業創出事業」に応募し、モデル企業として選定いただいたことが、今回の支援を受けるきっかけです。

脱炭素経営の必要性は感じていたものの、自社だけでは排出量の算定方法や目標設定、具体的な実行計画の立て方に不安がありました。

専門的な知見を持つ方に伴走していただくことで、自社の現状を正しく把握し、将来に向けた取り組みを整理できると考え、支援をお願いしました。

支援による成果

支援を受けたことで、自社のCO2排出量を把握することが以前よりも身近になりました。

測定ツールを活用しながら、電気や燃料の使用量をもとに排出量を確認することで、これまで感覚的だった脱炭素への取り組みを、数値で捉えられるようになりました。

また、削減に向けた取り組みには、太陽光発電や省エネ設備の導入など多額の費用を伴うものもあります。そうした中で、補助金などを活用しながら段階的に進める方法を教えていただけたことは、大きな成果でした。

現状把握、削減目標、実行計画、資金面の検討までを一連の流れとして考えられるようになり、今後の取り組みを具体的に進めるための土台ができました。

今後の展望

脱炭素経営の取り組みとして、自社工場で使用する電力をまかなうための太陽光パネルの設置、高効率空調への入れ替え、社用車のEV化などを進めてきました。

基準年度である2022年のCO2排出量はScope1・2で268トンでしたが、2030年の削減目標を155.4トンに設定し、取り組みを進めた結果、2025年には129トンまで削減することができました。

これにより、2030年目標を前倒しで達成することができました。

今後は、再エネプランへの切り替えなども含め、さらなる排出量削減を目指していきます。

また、CO2排出量の把握を継続しながら、設備更新や省エネ活動を計画的に進め、気候変動の影響を受けやすい海苔産業に携わる企業として、持続可能なものづくりと事業継続に取り組んでいきたいと考えています。

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