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CarbOne
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環境開示支援
明治34年(1901年)創業、120年以上にわたり昔ながらの天然醸造にこだわった醤油・味噌づくりを続けている
佐賀県内では唯一となった天然醸造の醤油蔵。職人が麹菌・酵母と対話しながら、時間をかけて醸造する製法を守り続けている
近年はキヌアを使ったアレルギー対応の醤油・味噌など、麹の新たな可能性を広げる商品開発にも注力
工場見学の受け入れや地域の食文化発信にも積極的に取り組んでいる
佐賀県のGXモデル企業創出事業をきっかけに、自社のCO2排出量を正確に把握し、今後の経営に活かしていきたいと考えたことがきっかけです。ボイラで使用するA重油への依存度が高く、熱まわりのエネルギー使用状況を一度専門的に見直したいという思いもありました。
ボイラで使用するA重油が自社排出量(Scope1・2で126t-CO2)の約56%を占めており、削減には熱まわりに関する専門知識が不可欠でしたが、社内にそのノウハウを持つ人材がおりませんでした。天然醸造という昔ながらの製法を守り続けていることもあり、製造工程そのものを大きく変えることは難しく、設備面でどこまで、どのように手を入れられるかの判断が自社だけではつきませんでした。また、Scope3(サプライチェーン排出量)については算定したことがなく、購入している原材料や資材がどの程度の排出量に相当するのか、どこから手をつければよいかも分からない状態でした。加えて、脱炭素の取組を対外的にどう発信していくかというブランディングの視点も定まっておらず、社内の理解や機運づくりも十分ではありませんでした。
2024年8月から2025年2月にかけて計7回の対面での打合せを重ね、まずは専門的な省エネ診断をしていただきました。現地視察・詳細ヒアリングの結果、ボイラの更新・移設や配管の保温などにより、2030年度に向けて2021年度比50%削減の達成見通しを確認することができました。あわせてScope3(カテゴリ1〜7)も初めて算定し、購入した製品・サービス(カテゴリ1)が全体493t-CO2の約91%を占めることが判明したことで、削減に向けて優先的に取り組むべきポイントが明確になりました。これらの成果を踏まえ、カーボンオフセット製品の開発によるブランディング強化という方向性も策定し、取組紹介パンフレットとして社外に発信できる形にまとめました。また全従業員参加のワークショップを実施したところ、「自然に寄りSOY、菌未来」という自社独自のスローガンが社員の手から生まれ、脱炭素を自分事として捉える大きなきっかけになりました。
Scope3を含めた算定結果を踏まえ、カーボンオフセット製品の開発を進め、環境配慮を自社のブランド価値として発信していきたいと考えています。