第3回
2026/2/12
※本記事では、日経MOOK『地域と歩むカーボンニュートラル経営』を読む際に、「どのポイントに目を向けるとよいか」「自社では何がポイントになりそうか」を考えるためのヒントを、ブログ形式でまとめています。本編とあわせてお読みいただくことで、内容をより身近に感じていただけます。
カーボンニュートラル経営は、地域の中小企業にとって「余裕ができたら取り組むもの」と認識され、後回しにされがちです。実際、多くの企業で検討が進まない背景には、人材とノウハウ不足や、資金面の制約があります。この状況を前に進めるには、経営者・従業員・行政がそれぞれの役割を担いながら関わっていくことが重要です。
ポイント① 経営層への意識改革
まず重要なのは、経営層への意識です。カーボンニュートラルを進めるには、経営者自身がその意義を理解し、気候変動による経営リスクや、取引・金融・人材採用に直結する経営課題として捉える必要があります。経営層向けの研修やセミナーを通じて政策動向や事例に触れることで、脱炭素は長期的な企業価値の向上策として位置づけられていきます。
ポイント② 社内啓発と横連携
カーボンニュートラルの実務対応は、どうしても属人化しやすいテーマです。総務・経理などの兼務担当が抱え込み、ブラックボックス化した結果、取り組みが進まなくなる例も少なくありません。だからこそ、現場向けに意義や効果をわかりやすく伝える社内研修やワークショップを通じて、部署を横断して関わる体制をつくることが重要です。成功事例や小さな成果を共有することで、自社の取り組みを実感しやすくなり、特定の担当者に負荷が集中しない、組織的な行動へとつながっていきます。
ポイント③ 外部制度の積極活用と伴走支援 資金負担
も脱炭素に取り組むうえで大きな壁になっています。 省エネ設備の更新や再エネ導入には初期投資が必要で、資金繰りに余裕のない企業ほど慎重にならざるを得ません。さらに、補助金申請は情報収集や書類作成が煩雑で、兼務の担当者では対応しきれず、申請機会を逃すケースも見られます。 一方で、国や自治体による補助金、税制、実証事業など、脱炭素を後押しする制度はすでに幅広くあります。これらを活かすためには、専門知識を持つ外部パートナーと連携し、省エネ診断や伴走支援を通じて、現場の実態に合わせた支援を受けることで、企業は着実に次の一歩を踏み出すことができます。

詳しく知りたい方は、ムックのPART1をご覧ください。