Oakland VERGE18 レポート

10月16日から18日の3日間、サンフランシスコの北東に位置するオークランドで行われたVERGE18に参加してきました。
VERGEというイベントはクリーンテック3大メディアの1つであるGreenBizが毎年主催しているイベントです。
テーマは「WHERE TECHNOLOGY MEETS SUSTAINABILITY」。
GreenBizは他のメディアよりサステナビリティを中心に打ち出しており、水や肥料といったものまでカバーするなどテーマが広いところが1つの特徴です。

写真:左 VERGE18メイン会場の様子
右 Mountain ViewのGoogle本社から会場を運ぶシャトルバス(もちろんEV)
撮影 宮脇 良二

VERGE18プログラム https://www.greenbiz.com/events/verge-conference/oakland/2018/program

プログラムは多岐に渡っており、昨今議論されているテーマは網羅されていますが、特に小ルームに分かれて並行で行われるグループセッションでは、蓄電池関連の人気が高かったように感じました。
特に家庭用蓄電池の選び方やセカンドライフ蓄電池市場の動向等のテーマのものは部屋が立ち見で埋まっていました。
ピッチや展示会で蓄電池関連のスタートアップは多く、旬のテーマであることを感じます。例えばピッチで目を引いた会社に、WattLearnという蓄電池にAIを搭載したスタートアップなんかがありました。
http://watt-learn.com/#/

蓄電池に加え、トレンドとしては2つ。1つはカーボン操作、もう1つはポータブルです。

まずカーボン操作系ですが、CO2を集め小石に変え、それをコンクリートに埋め込んでビル建設に活用するスタートアップや、コージェネレーションシステムから排出されるCO2を集め、植物工場等に転送するスタートアップが出展されてました。
また、Carbon180というカーボン操作技術周辺の研究者や企業等のネットワーキングを進めるNGOも名を連ねていました。
CO2を吸収するというのはとても本質的な対応であり、まだまだイノベーションが発揮される分野であることを感じました。アークエルテクノロジーズでも注目していきたいと考えています。

次に分散電源のポータブルですが、例えば写真のFREEWIRE社は移動式の蓄電池を提供しています。
こちらの会社はHWの提供に加え、コンシェルジェサービスという名で、企業の駐車場に止まっているEVに、仕事中に人(コンシェルジェ)がきて充電するサービスを出しています。
LinkedInの駐車場で実証し、今は本格展開を始めています。

写真:左 FREEWIRE社のポータブル蓄電池
   右 Envision Solar社のポータブル太陽光&蓄電池
撮影 宮脇 良二

もう一つの写真(あまり上手く撮れてませんので、下のリンクを参照ください)のEnvision Solar社は蓄電池とソーラーを持ち運び可能なセットにしています。
Envision Solar社HP   http://www.envisionsolar.com
両方とも面白いですが、特にソーラーのポータブルというのは建築基準法の影響で、駐車場のソーラールーフが高コストになる日本では可能性があると感じました。
台風や雪の際に畳んで移動することができれば、その建築基準法の調整ができないか?等々面白い事が考えられそうです。

VERGE18は色々なビジネスアイデアのヒントがあった実り多いカンファレンスでした。

文責 アークエルテクノロジーズ
CEO 宮脇 良二

2018年10月22日