スタンフォード大学のエネルギー① シャトルバス

スタンフォード大学は全米1、世界で2番目に広い大学です(1番はモスクワ大学)。大学の敷地は東京ドーム700個分で中にハイキングできる丘やゴルフコースなどもあります。そのため、校舎内の移動や最寄り駅までの移動のために多くのシャトルバスが走っています。そんな学生および職員の足であるシャトルバスをよくみると、ほとんどの大型のシャトルバスには「100 % Electric」と緑で書いてあります。

シャトルバスのターミナルが大学の外れにあり、そこにある大きな駐車場の上には大型のソーラーパネルが並んでいます。そして、駐車場沿いにバスが並んでチャージングされていました。

写真:3階建ての駐車場の中には、学生と職員の車が駐車

写真:チャージャーとバスにチャージングしているところ

要するに「100 % Electric」というのは再生可能エネルギー100%ということを緑色で表しているようです。カリフォルニアは雨があまり降らず、日照時間が長いので、このような循環型の仕組みを構築するのに適しています。ちなみにバスの中には「Hybrid」というのもあるようですが、動いているのは見たことがありません。ちなみに小型のバスはガソリン車です。できるだけ「100 % Electric」を使用し、太陽光による電力供給が足りない場合は、Hybridの車輌を使うという方針のようです。

写真:ターミナルにはハイブリッドのバスもあるが、走っているのを見た事はない

写真:ターミナル脇のトイレも太陽光により稼働

特にバスは走行パターンを特定しやすいので、チャージングを必要とするEVとの相性がいいです。そのため、世界中でバスのEV化が進んでいます。例えば2018年5月末に訪問した中国の深センはすでに95%のバスがBYDのEVとなっていました。欧州でも同様の現象を目にしました。

写真:中国深セン市を走るBYD社製のEVバス

日本の屋根上ソーラーについては建築基準法上の問題があり、工夫が必要ですが、日本国内でも例えば学校・幼稚園のスクールバス、老人ホームのマイクロバス、自治体が運営するコミュニティバス等々、同様の取り組みが可能ですので、推進してもいいのではないかと思います。

文責 アークエルテクノロジーズCEO 宮脇 良二

2018年10月6日

掲載のすべての写真は宮脇良二により撮影